独立開業してせっかくビジネスを始めても、継続することができず、またサラリーマンに戻って行く人が多くいます。
その最大の理由は、「諦め」にあります。
「ビジネスの選択を間違えてしまった」とか、「そもそも独立開業しなければよかった」などと後悔します。
始めたビジネスの内容に関係なく、独立開業したこと自体を後悔して、途中で投げ出してしまうのです。
なぜなら、サラリーマンを辞め、独立開業してはじめて、「サラリーマンの方が楽だった」と思うからです。
サラリーマンは時間的な拘束を受けますが、生活できるだけの給料は確実にもらうことができます。
病気や私用で自分が仕事をしなくても、誰かが代わってくれたり、有給休暇を取得することもできます。
ところが、独立開業すれば、そんなことはできません。
時間的な自由は確かにありますが、収入の保証はどこにもありません。
休めば誰かが代わってくれるわけでもなく、収入も減ったり、なくなったりします。
損をすれば、それはすべて自分が負担することになります。
ビジネスは諦めず努力を継続していけば、やがて成功の光が見えてきます。
だからこそ、独立開業するにあたって、まず検討しなければならないことは、ビジネスと自分との「相性」なのです。
この相性の見極めを誤ると、ビジネスの成功どころか、辛いだけの人生になってしまいます。