公的融資にはさまざまなものがありますが、独立開業時に借入をする場合に最も適しているのが、日本政策金融公庫の融資です。
なぜなら、日本政策金融公庫法に、日本政策金融公庫は、一般の金融機関が行う金融を補完することを旨としつつ、国民一般、中小企業者の資金調達を支援するための金融の機能を持つ会社であると明記されているからです。
まず、日本政策金融公庫の融資として、「新規開業資金」融資制度があります。
新規開業資金融資の融資限度額は、7,200万円以内(うち運転資金4,800万円以内)となっています。
返済期間は、設備資金が15年以内(据置期間は3年以内)、運転資金が5年以内で、特に必要な場合は7年以内(据置期間は6か月以内、特に必要な場合は1年以内)です。
また、無担保、無保証人の融資制度もあり、融資限度額は4,800万円以内で、返済期間は、運転資金5年以内(据置期間は6か月以内)、設備資金10年以内(据置期間は2年以内)です。
さらに、女性または30歳未満か55歳以上向けの「女性、若者/シニア起業家資金」融資制度もあります。
女性、若者/シニア起業家資金融資の融資限度額は、7,200万円以内(うち運転資金4,800万円以内)となっています。
返済期間は、設備資金が15年以内(据置期間は2年以内)、運転資金が5年以内で、特に必要な場合は7年以内(据置期間は1年以内)です。
詳しくは、日本政策金融公庫のホームページで確認してください。