独立開業を成功に導くために、まずクリアしなければならない問題が、資金の調達です。
独立開業に向けての第一歩を踏み出せるかどうかは、まさにこの一点にかかっているといってもよいくらいです。
そこで、資金調達に奔走する前に、どんな資金がいくら必要になるかを、できるだけ細かく、かつ、具体的にチェックしておきましょう。
独立開業資金は、大きくは「設備資金」と「運転資金」の2つに分けることができます。
設備資金は、独立開業する際の設備などを整えるために必要な、初期投資にかかる資金です。
また、運転資金は、独立開業した後、営業活動を行っていくために必要な資金となります。
これらの資金を、公的金融機関から融資を受ける際には、資金の性格が設備資金か運転資金かによって、金利や融資期間などの条件が異なってきます。
もちろん、独立開業する業種や形態などによっても異なります。
独立開業を目指す人は、必要な設備資金と運転資金の総額を調達しなければなりません。
それには、独立開業する前に、綿密な資金調達計画を立案し、それを実行に移していく必要があります。