独立開業は、夢の実現です。
しかし、その夢には、お金が絡んできます。
利益が出なくては、独立開業ビジネスは継続できません。
そこで、独立開業する前に、いくら稼ぎ出せばよいのかを検討します。
利益が出るか出ないかの境目のポイントが、損益分岐点です。
損益分岐点を押さえていない事業計画は、机上の空論です。
端的にいえば、利益とは売上高から経費を差し引いたもので、売上高がいくら上がっても経費をかけすぎたのでは、利益は出ません。
損益分岐点をはじくためには、経費を慎重に見積もることが重要です。
経費は、固定費と変動費に分類されます。
固定費は、売上にかかわらず、毎月常に一定の額が発生する人件費、事務所賃料、交通費などの費用が該当します。
変動費は、例えば製造業の場合、材料費、外注費など、売上に比例してかかってくる費用です。
※変動費率とは売上高に対する変動費の割合です。