サラリーマンを辞めて独立開業した後は、たとえ儲からなかったとしても、それはすべて「自分のせい」となります。
景気や社会、天候などのせいにしたところで、何の解決にもなりません。
自分では一生懸命に頑張ったつもりになっていても、お客さんがその努力を認めてくれて代金を支払ってくれない限り、収入を得ることはできないのです。
援助してくれる同僚もいなければ、上司もいません。
何をどうすれば利益が出るのか、その答えは自分が考え抜いて、自分が実行しなければ物事は何も進展しないのです。
起業家精神の本質は、依存心を脱却した「自立心」です。
サラリーマン根性からの脱却ともいえます。
多くの成功した起業家たちが、それぞれの起業家精神を喚起した方法には共通しているものがたくさんあるようです。
起業家精神は、自分が実現したい夢を抱いたときから喚起されます。
その夢を実現するための目標が高ければ高いほど、起業家精神がどんどん醸成されていきます。
簡単に達成できる課題よりも、困難な課題にチャレンジするほうが、自分の潜在能力が大きく発揮してくるようになります。
起業家精神は、個人差はありますが誰でも持っています。
しかし、起業家精神が盛り上がってきた時に独立開業しようと思っている限り、その時は永遠に来ることはありません。
起業家精神を喚起するために必要なことは、チャレンジしてみることしかないと私は思っています。