フランチャイズ契約書の注意点

フランチャイズ契約書の注意点

中小小売商業振興法により、本部は加盟希望者に対して、フランチャイズ契約書の内容のあらましを説明する書面(法定開示書面)を交付することが義務付けられています。

したがって、この法定開示書面を慎重に検討し、まずは、フランチャイズ契約の概略を把握することが大切です。

次に、締結するフランチャイズ契約書の各条文を理解しながら読んでいきます。

検討する上での最低限のチェックポイントは、次の6つです。

  1. 本部からの法定開示書面に記載されている事項と、フランチャイズ契約書の内容が一致しているかどうか。
  2. 本部が実施する立地判断に基づく売上予想についての条項。
  3. フランチャイズ契約の締結によって、さまざまな名目の金銭を本部に支払うことになるので、それらの金銭がいくらであり、また何に対する対価であるか。
  4. 加盟店のテリトリーが決められているかどうか。
  5. フランチャイズ契約違反の損害賠償や中途解約の際の違約金の条項など、紛争が発生した場合に問題となる金額。
  6. フランチャイズ契約終了後の競業禁止義務の内容。

これらの6つの事項を中心に、フランチャイズ契約書の内容をそれぞれの事情を考えて検討すると、加盟希望者として疑問に思うことが出てくると思います。

この場合は、本部や経営コンサルタント、弁護士などの専門家に相談し、疑問点を解消することが重要です。

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